今の自分のSNSとの付き合い方

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傷ついた言葉が出てこなかった日

最近、Xで「今までで一番傷ついた言葉を教えてください!」という投稿を見かけました。

ちょっと気になるな〜と思ってリプ欄を覗こうとしたんですが、びっくりするくらい自分の中から何も出てこなかったんです。

もちろん、これまでの人生で言われて嫌だったことや、傷ついた経験はたくさんあるはず。

でも、「その中で一番は?」と聞かれた瞬間、なんかもうピンとこなくて。

それに気づいたとき、不思議な感覚だったけれど、なんだか少し嬉しかったんです。

「あ、私、今けっこう元気に生きてるな」って思えたから。

昔の自分だったら

たぶん、前の私だったらすぐにいろんな出来事を思い出して、心がずーんと重たくなってたと思います。

リプ欄の言葉を片っ端から読んでは、「ああ、私もこんなこと言われたな」「あのときつらかったな」って自分の記憶と重ねてしまっていたはず。

でも今回は、なぜか「これ見たら忘れてた嫌な記憶がフラッシュバックしそう」と思って、読むのをやめました。

そういうときに、自分の中で自然と“見ない選択”ができたことも、ちょっと嬉しかったんです。

情報との付き合い方を選ぶ

今の私は、SNSやネットにあふれる情報とどう付き合うか、自分なりにルールを持つようになりました。

自分がどういうときに傷ついて、どんなパターンでメンタルがブレやすいのか。

それをちゃんと振り返って、原因を突き止めて、対策を考える。これは私にとって大切な習慣です。

たとえば、Xでは見たくない言葉が入った投稿を避けるためにミュートワードを設定しています。

インスタでは、見るたびにモヤモヤしてしまうようなアカウントはミュート。

「この人が悪い」とかではなく、「自分の心を守るために今は距離を取ろう」と判断できるようになりました。

遮断=前向きな選択

今の時代は、見たくないものまで勝手に流れてくる時代。

意識して取捨選択しなければ、簡単に心が疲弊してしまいます。

以前は、そうやって何かを遮断することに対して「逃げ」や「甘え」みたいな罪悪感を抱いていた時期もありました。

でも今は、遮断することこそが“前向きな選択”だと思っています。

自分にとって今必要じゃない情報、自分を傷つけるかもしれない刺激は、あえて見ない。

そうやって自分の感情や心の状態をちゃんと守ってあげられると、気持ちに余裕が生まれます。

結果的に、人にも優しくできたり、毎日がちょっとだけ穏やかになったりするんですよね。

自分を守る力

私は、こうした「精神衛生のための危機管理能力」を持てるようになった自分が、ちょっと好きです。

SNSを全部シャットアウトするわけじゃない。

でも、“今の自分にとって必要な距離感”を見極めることが、ちゃんとできるようになってきた。

それはきっと、昔よりも自分に優しくなれた証拠なのかなと思っています。

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